これら2つの欠点を補うとして、管理栄養士の小山浩子さんが勧めるのが調理に牛乳を活用する「乳和食」だ。例えば、サバのみそ煮を作るときに使う水を牛乳に置き換えると、牛乳のコクとうまみがみそに加わり、通常の半分のみそで濃厚な味付けとなり、おいしく減塩できる。
小山さんは「無形文化遺産となった『和食』は素材の味を引き出すのに優れた料理だが、素材の味だけにして減塩すると少し物足りないと感じる人が多い。減塩の工夫にはだしや酢を活用する方法もあるが、牛乳を活用するとカルシウム不足も補える。牛乳のコクとうま味で和食がさらにおいしくなります」。
血糖ゆっくり上昇
和食がヘルシーとはいえ、おいしいと食べ過ぎてしまうことも少なくない。過食と運動不足などの生活習慣の乱れは肥満を招き、糖尿病や高血圧、高尿酸血症などさまざまな疾患を引き起こす。