女性活用策を話し合った「関西財界セミナー」の分科会=2月6日、京都市左京区【拡大】
実際、女性はそれほど昇進を望んでいないという調査結果もある。日本マンパワーの「女性のキャリア意識調査」によると、「できることなら昇進したい」かに対し、「あまりそう思わない」と「思わない」の合計は男性は13%だが、女性は29.6%。同様に「できることならリーダー・管理職になりたい」で「あまりそう思わない」と「思わない」の合計は、男性が20%に対し、女性は49.3%と半分近くに上った。
現在、日本企業の管理職に占める女性の割合は10%程度。政府は平成32年までに欧米並みの30%にする目標を掲げるが、現実の女性側の意向とは微妙にすれ違っている。
一律対応、価値観の押しつけに疑問
「女性活用」の具体策として、管理職3割との数値目標を掲げる日本政府。だが、この発想自体を疑問視する声もある。
インターアクト・ジャパンの帯野久美子社長は、「価値観の転換が必要。多くの女性は、タテ社会の階段を上りたいとは思っていない」と指摘する。「(昇進中心主義の)価値観で染めようとしていることが間違い。多様な価値観を生かす仕組みをつくることが、グローバル社会に必要では」と強調する。