女性活用策を話し合った「関西財界セミナー」の分科会=2月6日、京都市左京区【拡大】
アートコーポレーションの寺田千代乃社長も、「昇進を目指したい人、そうでない人といろいろなタイプがあるので、尊重することが大切。みんながキャリアアップしなくていい」と「一律的」な対応に疑問を呈する。男性と同様、「人それぞれ」というところだろうか。
厚生労働省は、女性の活用が進まなければ平成42年に就業者数が最大820万人減少、成長戦略が不発になるとの推計をまとめている。少子高齢化が進むなか、女性の活用がない限り、日本の持続的な経済成長は不可能だ。
リクルートワークス研究所の石原直子主任研究員は、「男性でも転勤の難しい人はいる。『女性が難色を示したから昇格は難しい』というのは後付けの理由」と指摘。「男性上司は、部下の女性が結婚、出産をどう考えるか、昇格をどう考えるかを遠慮せずに聞き、コミュニケーションを取るべき。お互いの意向を知らないままでいるのが一番よくない」と話している。(内山智彦)