昨年大人気となった「パンケーキ」ブーム。関東や関西を中心に専門店が開店し、いまなお行列が作られるなどブームの勢いが続くなか、東西のスイーツ激戦区では、ポスト・パンケーキ候補をめぐる「次世代スイーツ」争いに注目が集まっている。
最近のスイーツ事情は、大人気の「パンケーキ」を筆頭に、クロワッサンとドーナツが融合した「クロナッツ」などの粉ものに加え、「フレンチトースト」も人気が高く、スタイルとしては「ハワイの朝食」をイメージしたメニューが話題となっている。
こうしたトレンドのベースには「アメリカンスイーツ」の影響が色濃く出ている。大きくて甘いだけと思われがちな「アメリカンスイーツ」が次々と日本に上陸している理由の一つに、単品での美味しさだけでなく、お店での卵料理などを合わせたメニューの提供がある。「おやつ」を食べている感覚に加えて「食事をしている気分」を味わえることが、パンケーキやフレンチトーストの人気を支えている。
東京では、スイーツ激戦区の表参道に人気店が集中。パンケーキの人気店「クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー」や“世界一の朝食”を提供するレストラン「ビルズ」、ニューヨークでのカップケーキブームの火付け役「マグリノアベーカリー」もこの春、表参道でオープン予定だ。