何歳から年金を受け取るか、悩ましいところだ【拡大】
佐々木さん自身は受給手続きを前に年金事務所に相談。何歳まで生きれば、65歳(基準年)から受け取った場合を追い越すかを計算してもらった。
佐々木さんの世代は今よりも増額率が大きかったが、今なら受け取りを1カ月遅らせると、年金額は0・7%増える。65歳で受け取る年金を100%(基準額)とすると、66歳ちょうどで受け取り始めれば108・4%になり、70歳で受け取り始めれば142%になる。
増えるのは、受け取りを待つ間の運用利回りが反映されるから。受け取り延期が促されているわけではない。厚労省年金局は「(数値は)年金財政に中立に設計されている」としており、遅らせて受ける人が多かろうが少なかろうが、年金財政にはプラスの効果もマイナスの効果もない。
ただ、個々の家計への影響は大きい。気になるのは「何歳まで生きれば、65歳で受給開始した場合を追い越すか」だ。