ラジオの献血呼び掛けに行列も…反動減を懸念、継続的協力どう確保 (2/4ページ)

2014.6.8 12:13

献血推進キャラクター「けんけつちゃん」。けんけつちゃんの耳は血液でできており、献血の量が足りないと耳が小さくなるという(厚生労働省のホームページから)

献血推進キャラクター「けんけつちゃん」。けんけつちゃんの耳は血液でできており、献血の量が足りないと耳が小さくなるという(厚生労働省のホームページから)【拡大】

 ただ、一度に大勢の献血者が集まることで、その反動を心配する声もある。以前、東北地方の自治体で「大雪で血液が不足している」と地元メディアが献血を呼び掛け、多数の協力が得られたが、その2カ月後に献血者が集まらなかったことがある。自治体関係者は「たくさんの人の協力はありがたいが、反動で献血者不足になるのが心配」。

 献血は「前回の献血からの間隔」「1年に献血できる量・回数」が決められており、両方の条件を満たさないとできない。前回の献血からの間隔は、400ミリリットル献血で女性16週間、男性12週間で、この期間は献血できない。また、手術などに使う「全血製剤」の有効期間は21日。一度に多量の血液が集まっても有効期間を過ぎたものは輸血用として使えない。常に新しい血液を提供してくれる献血者が必要となる。

10、20代の献血者数は減少傾向

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