汗をかいた場合、臭い防止を考えるならぬれたタオルで拭く。乾いたタオルでは水分だけを吸収し、雑菌が繁殖する要因となる、その他の成分を皮膚に残してしまうことがある。また、汗が下着や衣服に染み込むと臭いが発生しやすくなる。消臭・抗菌機能付きの衣服を着用するといい。
梅雨のこの時期、長靴などレインシューズを履く機会も多く、足の臭いにも注意する。足は体の中でも汗腺が比較的多く、よく汗をかく場所だ。しかし、長時間、靴や靴下で覆われているため、汗が蒸発しにくく、臭いの原因になってしまう。「足の角質層の上に細菌が繁殖するのも原因の一つ。汗が蒸発せず、足が蒸れて、より細菌が繁殖しやすくなってしまう」と五味院長は指摘する。
足の臭い対策には制汗剤の使用も効果的だ。「足の汗は蒸発しないので、制汗剤を使って予防を。ムレ防止のため、ストッキングや靴下をはくといいですよ」(五味院長)