「あの日を忘れないため」弾き続ける葉加瀬太郎 震災復興の応援歌「ひまわり」 (1/3ページ)

2014.8.31 12:09

「チャリティー公演を続けているのは、被災された方々に思いを寄せる日をちゃんと作ることが大切だと思うから」と語る葉加瀬太郎(財満朝則撮影)

「チャリティー公演を続けているのは、被災された方々に思いを寄せる日をちゃんと作ることが大切だと思うから」と語る葉加瀬太郎(財満朝則撮影)【拡大】

 バイオリニストの葉加瀬太郎(46)が東日本大震災以降の公演で、必ずといっていいほど弾いている曲がある。震災が起きた平成23年3月に放送されていたNHK連続テレビ小説「てっぱん」のオープニングテーマ曲「ひまわり」だ。9月4日からスタートする全国ツアーでも演奏する予定だという。来月11日で震災から3年半。葉加瀬は「あの日のことを忘れないために弾いています」と語る。(竹中文)

 葉加瀬は「ひまわり」を作曲した際、「『てっぱん』の純粋無垢(むく)な主人公、村上あかり(瀧本美織)の笑顔をヒマワリの花になぞらえてメロディーを紡いだ」という。しかし、思いもしなかった震災の発生で、ドラマの放送は約1週間中断。放送再開時には、被災地から「この曲がまたテレビから流れてきてくれて本当にうれしい」という手紙が寄せられた。

 葉加瀬はこれを読み、「この曲は震災が起きるまでの『何でもない幸せな日常』の象徴のような曲だと思いました。それ以来、この曲は僕にとって日本復興への応援歌になりました」と振り返る。

「この曲がこんなにも大切な1曲になるとは…」

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