「チャリティー公演を続けているのは、被災された方々に思いを寄せる日をちゃんと作ることが大切だと思うから」と語る葉加瀬太郎(財満朝則撮影)【拡大】
葉加瀬は19年に英ロンドンに居を移しており、震災発生直後にはロンドンでチャリティー公演を精力的に行った。その公演では、「ひまわり」を長女(15)と一緒に演奏するため、独奏だったバイオリンパートを二重奏に編曲した。「普段のコンサートには自分の娘を出演させる気にはなりません。でもこの時は娘にチャリティー公演をやる意味を教えたかったので、セカンドパートを書いて弾いてもらいました」
その後、被災地でも精力的に公演を行い、そのほとんどで「ひまわり」を演奏。震災から3年後の今年3月11日にもロンドンの教会で開催したチャリティー公演で演奏した。今月6日にリリースした、アコースティックな楽器で手がけたアルバム「エトピリカ~ベスト アコースティック~」(ハッツアンリミテッド、通常盤3240円)にも同曲を収録しており、「この曲がこんなにも大切な1曲になるとは、作ったときには想像もしていませんでした」と語る。