慈善活動を開始
「いつか支えてくれた人たちにお礼がしたい」と考えていた咲さんは、移植から1年後、NPO法人「関西骨髄バンク推進協会」(大阪市東成区)に、「新しく生まれかわった命。この奇跡の幸せを一人でも多くの人に味わってほしい」と申し出て、24年5月から慈善活動を始めた。チャリティー会場で募金活動をしたり、チラシを配ったりして、骨髄バンクへの協力を呼びかけている。
骨髄バンクとは、同じHLAの型の人を見つけやすいように情報を蓄積し、患者との適合者をつなげる活動。
「日本骨髄バンク」によると、8月末現在、骨髄提供者として国内で44万6454人が登録しており、骨髄バンクを通じて移植を受けた人は、これまでに1万7312人。しかし、今も2691人の患者が移植を待っているという。
協会によると、咲さんの弟のように幼い子供がドナーとなるのは決して珍しいケースではないが、一方で、幼い子供がドナーになれることを知らない人も多く、まだまだ普及啓発が必要という。