協会の担当者は「患者が子供で、兄弟姉妹から骨髄提供を受ける場合、ドナーの年齢が低くなるケースがあります。咲さんと快君を通じて命のつながりを実感しています。もっと若い人にも骨髄バンクのことを知ってもらいたい」と話す。
将来の夢は看護師
咲さんの慈善活動の場は広がり、大阪プロレスの試合会場でも月1回、骨髄バンクのチラシを配るようになった。
移植から2年目を迎えた25年夏。その会場で、レスラーらがリングで「咲ちゃん、2周年おめでとう」と突然、お祝いの言葉をかけてくれた。
事前に何も知らされていなかった咲さんはびっくり。リングに上がって花束を贈られ、客席からも温かい拍手を浴びた。
おとなしい性格の咲さんだが、「最初は人前で大きな声を出すのが恥ずかしかったけど、『僕も(骨髄バンクに)登録するよ』と言ってもらえたときはうれしかった」とはにかんだように笑う。