落語家の林家木久扇さん(野村成次撮影)【拡大】
診断は喉頭がんの第2ステージ。治療は放射線照射だけ、しかも通院でいいといわれ、「よかった」と思いました。というのは、入院するとなると、僕の場合、大部屋は他の患者さんの迷惑になるので、個室に入らざるを得ない。14年前に胃がんの手術で入院したときは、1日7万円もする特別室に入れられちゃった。このときの入院は20日間で、個室代だけで140万円。だから通院でいいと聞いて、本当にほっとしました。
治療は7月22日から約1カ月半、月曜から金曜の週5日、のどに放射線照射をしました。朝10時に病院に行って、待ち時間など含めて病院にいる時間は1時間半ぐらいですが、治療は3分で終わる。1回20秒の照射をのどの右側と左側に2回するだけなんです。照射されているときは、痛みや熱さもなく、何も感じない。
治療の機械は、リニアックという放射線治療装置で、1台10億円もするそうです。こんな高い機械を使っても、後期高齢者なので治療費はそんなにかかりませんでした。それがかえって申し訳なくて、早く治さなくっちゃと思いましたね。