がん専門病院の近くにあるセンターの大きな窓からは自然光が入り、温かな雰囲気に包まれている。患者や家族らは好きなときに立ち寄り、思い思いの時間を過ごす。専門スタッフに治療や仕事、子育てなどについて相談したり、ワークショップに参加することもできる。
センターは現在、英国内に計15カ所あり、7カ所で開設準備が進む。
日本にも必要
「日本にもがん患者がいつでも安心して立ち寄れる場が必要」と考えた鈴木さん。国内でセンターの必要性を訴えてきた看護師の秋山正子さん(64)をインターネットで知り、すぐに連絡した。
秋山さんは平成23年7月、東京・新宿でセンターの理念を元に、医療や生活支援相談を受ける「暮らしの保健室」を開設。食事や痛み、セカンドオピニオンなど多くのがん患者の相談に乗ってきた経験から、患者の生活支援の場の必要性を痛感していた。