2人は看護師や患者らの協力も得て5月に「マギーズ東京プロジェクト」を立ち上げた。来秋までに東京都内でセンター開設を目指している。鈴木さんは「がん治療後も人生がある。前向きに生きていくためにも、患者が生きる力を取り戻せる場にしたい」と話している。
センターの建設には約3500万円が必要で、寄付を募っている。詳細はホームページ(http://maggiestokyo.org)。
■「病院外で支える場を」
国内ではがん患者や家族に対する社会的支援は緒に就いたばかりだ。平成24年度から国の「がん対策推進基本計画」に社会全体で支える取り組みを通じて、がんになっても安心して暮らせる社会の構築を目標とすると明記された。また、がん診療連携拠点病院内の「がん相談支援センター」での就労支援も強化された。
ただ、患者の悩みの受け皿はまだ少ない。国立がん研究センターがん対策情報センターがんサバイバーシップ支援研究部の高橋都部長は、国内でのマギーズセンターの必要性について、「がん患者の支援が病院の外にも広がるのは素晴らしいこと」と話している。