重症化すると、敗血症や多臓器不全、髄膜炎などを引き起こし、命に関わることもある。平成25年の人口動態統計によると、日本人の死亡原因の第3位は肺炎。風邪やインフルエンザをきっかけに肺炎になり、死亡する高齢者も多い。
肺炎は、風邪の症状と間違えやすいが、(1)呼吸数が1分で30回を超えている(2)呼吸が苦しそうな表情(3)いつもより元気がない-などの症状があったら医療機関を受診した方がよいという。
木田所長は「体力の低下した高齢者の肺炎は、息切れやせき、たんなどの典型的な症状が出ず、気付きにくいことがある。普段から周囲がよく気をつけてほしい」と話す。
助成は年齢限定
こうした状況を受け、厚生労働省は予防接種法の施行令を改正。高齢者を対象にした肺炎球菌ワクチンを定期接種に加えることにした。