しかし最近は、技術を伝えようという動きが広がりつつある。大手電子部品メーカー「村田製作所」(京都府長岡京市)は、子供たちに科学やもの作りの面白さを教えようと、小学校高学年を対象に「電子工作教室」を20年から開催し、はんだ付けも教えている。
参加者からは、「今後もはんだを使って電子回路を作りたい」など、はんだ付けを詳しく知りたいとの要望も多く、2年前から自社のウェブサイト上に「はんだ付け」のコーナーを開設。子供向けに、はんだ付けの基本や方法などを詳しく解説している。
「はんだ付けの技術を正しく伝えるものが、増えているのは喜ばしい」。野瀬さんもこうした動きを歓迎する。
アートコンテストも
技術だけでなく、利用法も広がりをみせる。野瀬さんにある時、東京の男性から「はんだ付けが趣味で、こんなものを作りました」と、はんだだけで作った昆虫のオブジェの画像が送られてきた。それは精巧にできたアート作品だった。