ダンボ地区には、おしゃれな隠れ家カフェやショップがいくつもオープンしていて、マンハッタンを望むロマンティックなメリーゴーランドもあるらしい。うきうきと待ち合わせ場所に向かうと、連れて行かれたのは、なんと廃線跡ではないか。「この線路は、もうほとんど残っていません。表面が滑らかになるまで使い込まれていて、歴史を感じられますよ。ほら、触ってみて」と、ダニエル。この寒さのなか、溶けた雪にぬれた冷たい線路を触るのか…。ハイラインの彼女たちを思い出し、思わず眉根を寄せてしまった。
■取材協力:デルタ航空
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら