『日本人が目覚めた国難の日本史』藤岡信勝著(ビジネス社・1600円+税)【拡大】
第3に、クマラスワミ報告を基になされた米国議会の非難決議はただちに取り消すべきで、カナダやEU議会なども同様であること。
第4に、韓国や米国に建てられた慰安婦像は根拠がなくなったゆえ、撤去すべきであること。
第5に、以上の嘘を基に書かれた米国の教科書の記述も削除すべきであること。
第6が、日本の全教科書から「慰安婦」の記述を一掃するように、文部科学大臣は教科書の訂正を全教科書会社に求めるべきであること。
本書は日本の歴史教科書の問題点を並べ、どこに誤謬(ごびゅう)があるかを次から次へとえぐりだした力作である。
特に切支丹バテレンの禁止から鎖国へ至るまで諸政策の変更に半世紀以上を要した経緯などは従来の陳腐な解釈を越える。
秀吉の刀狩り以後の軍備の問題、明治憲法の制定過程などを洗い直した個所なども大いに注目される。(ビジネス社・1600円+税)
評・宮崎正弘(評論家)