高齢化の団地、大学生が住みこみ活性化 パソコン教室など住民と交流 (2/3ページ)

2015.6.14 17:06

明石舞子団地では大学院生の尾崎斉人さん(中央)がパソコン教室の講師を務める。「分かりやすい」と住民に人気だ=神戸市

明石舞子団地では大学院生の尾崎斉人さん(中央)がパソコン教室の講師を務める。「分かりやすい」と住民に人気だ=神戸市【拡大】

  • 児童館のイベントで小学生と交流する多摩大の学生。多摩ニュータウンに住みながら、ボランティアなどの地域活動を担っている=東京都多摩市

 多摩ニュータウンの再生を目指す同市とUR、同大の3者が連携して実現。同大の奥山雅之准教授(地域経済学)は「現在は1室だが将来は10室30人まで定員を増やしたい。特産品の開発や地域活性化のアイデアを得られれば」と期待する。

 都内の大規模団地に学生が住み込む取り組みは、大東文化大(板橋区)が、URの大規模団地、高島平団地(同)で、平成20年度から実施したプロジェクトが先駆け。現在も住民と学生による「学びあい教室」などを運営する。

 公営住宅を活用

 関西では公営住宅を活用する動きもある。京都市伏見区の市営住宅、醍醐中山団地には、京都橘大(同市山科区)の学生9人が暮らす。

 昭和51年に完成した同団地は、住民約1300人のうち40%が65歳以上の高齢者。全戸のうち15%以上が空き状態で、活性化を目指す京都市が同大に働きかけた。大学側は2世帯用住宅8戸を無償で借り受け学生用に改修。学生の利用料は1人月1万5千円と低く抑え、地域活動への参加を居住条件に募集した。

 看護学部2年の橋元美希さん(20)は「団地には高齢者の方が多く、いろいろな話が聞けるので勉強にもなる」。同団地町内連合会の足立松男さん(79)は「若い感性で、団地の活気を取り戻してほしい」と話す。

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