高齢化の団地、大学生が住みこみ活性化 パソコン教室など住民と交流 (3/3ページ)

2015.6.14 17:06

明石舞子団地では大学院生の尾崎斉人さん(中央)がパソコン教室の講師を務める。「分かりやすい」と住民に人気だ=神戸市

明石舞子団地では大学院生の尾崎斉人さん(中央)がパソコン教室の講師を務める。「分かりやすい」と住民に人気だ=神戸市【拡大】

  • 児童館のイベントで小学生と交流する多摩大の学生。多摩ニュータウンに住みながら、ボランティアなどの地域活動を担っている=東京都多摩市

 公営住宅に学生が居住する取り組みには、先例がある。神戸市垂水区と兵庫県明石市に広がる明石舞子団地。県営住宅やURなどの公共賃貸住宅、一戸建て住宅などが並ぶニュータウンだが、昭和50年の約3万7千人をピークに居住者の減少が続き、平成22年は約2万1千人。65歳以上が約36%を占める。そこで兵庫県は、県営住宅を23年度から自治会活動などへの参加を条件に学生に提供。現在、8人の学生が暮らす。

 入居3年目の兵庫県立大大学院2年の尾崎斉人さん(25)は毎週土曜、団地内の交流拠点「明舞まちなかラボ」で無料のパソコン教室を開く。住民の徳田かず子さん(63)は「どんなことでも気軽に聞けるので助かっています」と喜ぶ。尾崎さんは「世代を超えて交流でき毎日が充実しています」。

 同大政策科学研究所所長の加藤恵正教授(経済学)は、「団地は数十年後の日本社会の縮図。その意識を持って生活し、地域活動に取り組むことは、学生にとって大きな学び。地域に新たな息吹をもたらす意義も大きい」としている。

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