約1500メートルの高さを時速400キロで飛ぶ軍用機の扉にしがみついたままぶらさがる決死のアクションを披露するトム・クルーズ『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』8月7日(金)より全国公開中!(C)2015 Paramount Pictures.All Rights Reserved.【拡大】
また、モロッコの曲がりくねった山間部をヘルメットなしでバイクで爆走(何と時速190キロ!)したり、細い路地や階段をBMWで疾走したりしながらシンジケートの一味と激し過ぎるカーチェイスを展開したりするのですが、バイクもBMWもクルーズ本人がすべて自分で運転したのだとか。やっぱり世界で一番凄い53歳ですね。
こうした常軌を逸したアクション・シーンに加え、シンジケートの冷酷非情なボス、ソロモン・レイン(ショーン・ハリス)との終盤のどんでん返し的駆け引きなど、物語自体も起伏と意外性に富み、約2時間10分、観る者を飽きさせません。
同じスパイ映画でも、かつて美女をはべらせバカンスを楽しみながら華麗に任務を遂行した007のシリーズや、記憶を無くしたCIAの工作員ジェイソン・ボーンが驚異のスパイ能力でニコリともせず追っ手を倒し、復讐(ふくしゅう)を果たすボーン・シリーズ(このシリーズの爆発ヒットで007がリアル・スパイ路線に大変身しました)と違い、このシリーズは、あらゆる難局を打破しながら引き受けた任務を生真面目に遂行するというサラリーマン的発想が根本にあります。実際、かならず冒頭、律義かつ丁寧に、書面を読み上げるように任務が言い渡されますしね。日本でも長く人気がある理由は、まさにそこにあると思いました。