一番古い「コロッケそば」は大阪? 首都圏の「箱根そば」には資料なし (1/6ページ)

2015.8.29 17:11

「麺処潮屋梅田店」のコロッケそば

「麺処潮屋梅田店」のコロッケそば【拡大】

  • 「麺処潮屋梅田店」のコロッケそば
  • 「麺処潮屋梅田店」の店先。コロッケそばのサンプルが掲げられている=大阪市北区の新梅田食道街
  • 新梅田食道街内にある「麺処潮屋梅田店」=大阪市北区
  • 箱根そばのコロッケそば(小田急レストランシステム提供)

 首都圏で多くの人に愛されている「コロッケそば」。汁そばにコロッケが乗ったちょっと変わった一品だが、関西ではなじみが薄く、その存在すら知らない人が多い。そんな中、大阪の玄関口・JR大阪駅前で、昭和44年の創業当時からこのメニューを提供し続けている立ち食いそば・うどんの店がある。首都圏では、昭和50年代以降、小田急電鉄の駅で店舗展開する「箱根そば」のコロッケそばによって広まったとされるが、記録が残されていない。くしくも使われるコロッケは両方ともカレー味。「一番古いのは大阪ではないか」。B級グルメに詳しい専門家からはそんな声も出ている。(張英壽)

 「生まれて初めて聞いた」

 コロッケそばは首都圏の立ち食いそば店では、一般的なメニューだが、大阪・ミナミの南海なんば駅前で、人々に尋ねると、「聞いたことがない」「生まれて初めて聞いた」「食べたことがない」という答えがほとんどだった。「聞いたことがある」とした人も実際には食べていなかった。

 大阪府泉大津市の専門学校の男性(21)も「初めて聞いた」といい、「天ぷらそばは食べるけど、コロッケを入れるというのは抵抗がある。コロッケはソースをかけて食べるのが一番」と話す。大阪市北区の女性会社員(27)は「うどんやそばに天ぷらは合うけど、コロッケは合わない。コロッケはごはんと食べる」と断言した。

そばに天ぷらは「あり」だが、コロッケは「ダメ」という意見は多く…

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