【江藤詩文の世界鉄道旅・夏休み特別企画】1都6県をたった140円でぐるり(4)車内を飛び交うキュートな“方言”に心わしづかみ (2/3ページ)

2015.8.30 18:00

子どもの邪魔をしないように、ちょっとずつにじり寄ってみた

子どもの邪魔をしないように、ちょっとずつにじり寄ってみた【拡大】

  • せっかくの切り離しシーン。最前列でかぶりつきたいけれど、まさか子どもを押しのけるわけにもいかず…
  • 制服姿の乗務員が登場!
  • 小学6年生のガキ大将(左)と5年生のふたりの3人組。学校ではカードの交換が流行っているそう。子どもたちのしゃべり言葉にも地方色が表れていてたまらない

「東南アジアの運転士だったら、運転席に入れてくれたり、セルフィーで記念写真を撮ったりすると思うよ」

「そんなことをしていると、列車を時刻表通りに運行できないんですよ」と、運転士の事情にも詳しいミスター・スジ鉄。運転士や乗務員も、心中では鉄道を好きになってくれる少年たちの応援が嬉しいけれど、安全を管理しつつ秒単位で正確な運行を成し遂げるには、なかなかファンの相手をしているゆとりがないらしい。

 なるほど、だからあの国の鉄道は慢性的に遅れるわけか。思わぬところで腑に落ちた。

 ところで、今回乗車したなかで、もっともローカル色があり気に入ったのが水戸線だ。友部駅発小山駅行きだが、ここまで来ると「上り」「下り」と言われても、小山行きが上りか下りか、とっさに判断できなくなる。

 さらに「遠くまで来た」よろこびを体感できるのは、ことばのアクセントだ。ミニスカートをはいた女子高生たちのかわいらしい方言に、思わず耳をそばだてる。

小学生3人組に「しょうがないな」と言われて…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。