乗客もほとんどいないから、あちこち移動して写真を撮っていると、「何してるんですか」と、子どもの声。いたずらっぽい目をした小学生3人組だ。
「東京から旅行に来たのか。そんじゃしょうがないな」。年かさの少年がそう言って、コレクションのカードを大切そうに見せてくれた。
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら