社会学者 鈴木涼美氏【拡大】
【鈴木】私って、あんまり一貫性がないんです。キャバクラはおもしろいけど、自分の人生はこれだって決めたくないというか。
【田原】鈴木さんは器用なんだろうね。慶応受けたら受かっちゃうし、キャバクラいったらそれなりに人気が出ちゃう。何でもできるから、かえって選べなくなる。
【鈴木】田原さん、するどい! 私は人より特別に秀でたものはないんだけど、器用にオール4取っちゃうタイプ。だから自分の人生を絞り込めなかったし、道を決められたとしても、決めるのはもっと後でいいやと思っていたところがあります。
「女性は被害者」ではない
【田原】鈴木さんはAV女優としても活躍した。何本ぐらい出たんですか。
【鈴木】3年間で50本くらいです。1人で出る単体のビデオなら、撮影は2日間。あと表紙の撮影に半日かかるので、1本で2日半の拘束です。それでギャラは70万~80万円くらいです。ちなみにいまはインターネット動画が普及して、ギャラはかなり下がってます。1本出て10万円いかないコもいると聞いています。