「要介護」一歩手前の「孤食」は大敵 高齢者の「フレイル」を防ぐ (1/4ページ)

2015.12.5 17:08

フレイルの「イレブン・チェック」

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  • 月に1度の食事会には、40人以上の高齢者が集まる。毎月楽しみにしている人も多い=埼玉県ふじみ野市

 高齢者が1人で食事をとる「孤食」のさまざまなリスクが明らかになってきた。1人きりのために栄養バランスがおろそかになり、食への楽しみも薄れがちだ。その結果、体力が衰えて介護が必要になる手前の状態「フレイル(虚弱)」に陥りやすくなる。要介護状態にならないために、食習慣や社会参加の大切さが改めて見直されている。(戸谷真美)

 10年続く「食事会」

 11月下旬、埼玉県ふじみ野市の同市保健センター。高齢者ら45人が手作りの昼食を食べながら、おしゃべりに花を咲かせた。食事会は同市のNPO法人、ふじみ野明るい社会づくりの会が、10年ほど前から月に1度、開いている。

 調理は当日の午前中に約半数の参加者で行う。予算は毎回、1人分3品で300円以内。大学の栄養学科などの協力を得たバランスの良い献立だ。同会理事長の北沢紀史夫さん(74)は「食事会をきっかけに外に出て人と話し、きちんと食べられる機会を作れれば」と話す。

 2度目の参加だった同市の森昭雄さん(88)は4月に妻を亡くして1人暮らし。「ぽつんと1人で食べるよりもおいしい」と笑った。最近は自宅でも料理を始め、糖尿病も落ち着いてきた。「主婦には当たり前の料理の知識も、私にとっては貴重。新しいことに挑戦するのは楽しいね」

食の楽しみや関心がなくなり、体力の減退が進む結果…

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