個々の患者ごとに必要なカードを1冊のフォルダーに入れ、現状で優先的に知るべきこと、既に学んだことに分けて整理し、指導を進める仕組み。指導計画の中で、患者が今どんな状況で、それをどの程度理解しているのかがすぐ分かるのが最大の利点だ。
患者にやる気を持ってもらうための指導リーフレットも使用する。各カードで学ぶ内容を図解付きで要約した印刷物で、内容は一見して大づかみで具体性に乏しい。遅野井さんは「指導する人が患者の検査データやそれに基づく目標を自筆で書き込んで渡す。それが『これだけは覚えてほしい、守ってほしい』という強いメッセージとして患者に伝わる」と言う。
年内に1000人目標
日本糖尿病協会の堀田裕子事務局長によると、協会の清野裕理事長が平成26年に遅野井院長の実践を聞き、協会の事業として進めることを決めた。