多様化する『がん保険』 経験者や診断後でも加入できる商品も登場…条件よく調べよう (2/2ページ)

2016.5.24 05:00

 商品開発のきっかけになったのは、乳がんの正しい知識と早期発見の大切さを啓発する「ピンクリボン運動」に関わったことだった。「乳がんになる年代は40代がピーク。がんを経験した後も子育ての続く人が多く、保険のニーズは大きい」と総合企画部の石川直己さんは話す。

 初めて乳がんにかかった人が、手術や診断確定の日から一定期間過ぎていることなどが加入の条件だ。極めて初期であれば、診断から6カ月経過していれば加入できる。

 再度がんになった場合は、入院治療なら公的保険の対象外でも、かかった治療費の実費を支給。通院なら5年ごとに最大1000万円を支払う。

 楽天生命保険が昨年11月に発売した「スーパー2000」は、年齢、性別に関係なく、月額保険料2000円で加入できる総合保障保険。がんで入院したときのほか、他の病気やけがによる入院、死亡、高度障害などの際に給付金や保険金を支払う。保険期間は1年で、保険料は同額のまま自動更新される。

 がんの入院給付金は、20~30代なら1年に1回のみ20万円で、40代以降はリスクが高くなるため、年齢層ごとに給付金が段階的に減少する。支払い回数には制限がない。

 1年間入院しなかった人には「健康祝い金」として最大6000円を毎年支払う。担当者は「がんに対する実感が薄い若年層に、まず少額でシンプルな保険に入ってもらい、年をとったら、当社の本格的な医療保険に乗り換えてもらいたい」と狙いを説明する。

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