
「ブラック企業」だと思う条件【拡大】
就活生が考えるブラック企業とは、どういうイメージなのか尋ねてみました。まず、最初にあがったのが「残業代が支払われない」で、次いで「労働条件が過酷」「離職率が高い」と続きます。一方、企業の採用担当者に同じ質問をしたところ、就活生と同じく「残業代が支払われない」がトップでしたが、2位以降は若干異なり「募集条件と実働が著しく異なる」「セクハラ、パワハラがある」が僅差で続きました。学生は、長時間労働に警戒感があり、採用担当は働く環境について意識していることが読み取れます。
ただ、「この会社はブラック企業、と安易に決め付けるのは避けるべき」と採用担当者の多くは指摘します。「ブラック企業といわれていても、やりがいを感じて頑張っている社員も多くいる」と言います。別の担当者も「ブラック企業は嫌だという前に自分は何がしたいかを考えるべき」と話していました。