中学の進路相談で「スナックをやりたい」 21歳で開業した新米ママの6年 (3/7ページ)


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 全国で10万軒以上

 彼女は学校の進路相談で「スナックをやりたい」と打ち明け、担任を驚かせた。中学卒業後は高校に通いながら焼き鳥屋のバイトを週5~6日と増やし、大真面目に開業資金を貯め始める。高校を卒業すると、クラブのホステスとして水商売を勉強しながら、さらにお金を貯め続けた。

 “銭の花の色は清らかに白い。だが蕾(つぼみ)は血が滲んだように赤く、その香りは汗の匂いがする”ってか。

 とはいえ不思議なものだ。幼き頃の亜美ママがスナックにそこまで魅了されたにもかかわらず、日本ではこれまで、スナックは経営やビジネスの研究対象にはなってこなかった。都築響一氏や玉袋氏の関連名著はあるが、つまるところ飲みの流儀や文化のハナシである。

 先に触れた書籍『日本の夜の公共圏』では、2013年当時の日本全国に存在するスナックの数が紹介されており、その数は概算で10万軒を超える。同時期、美容院が23万軒、不動産屋が12万軒、居酒屋が8万軒とあり、減少傾向にあるものの、スナックが巷にいかに多いかが伺い知れる、にもかかわらずだ。

 開業に必要なものは?

 なぜスナックはなくならないのか。ここでは、一人のママの「起業」を追いながら、スナックをビジネスという視点から迫ってみたい。

 一般的にスナックは、飲食業のなかで相対的に開業資金が少なくて済み、始めるのが容易だといわれる。ただし、口でいうほど簡単ではないことは事前に断っておく。

「大変だったのは…」

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