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被災地ボランティア学生座談会(下) 「関係」から「つながり」へ (2/5ページ)

2013.7.12 15:22

仮設住宅での足湯ボランティア活動。被災地では今なお多用なボランティア活動が必要とされている=2012(平成24)年9月16日、宮城県気仙沼市(日本財団撮影)

仮設住宅での足湯ボランティア活動。被災地では今なお多用なボランティア活動が必要とされている=2012(平成24)年9月16日、宮城県気仙沼市(日本財団撮影)【拡大】

  • 座談会に参加した大学生の田中葵さん=2013(平成25)年6月27日、東京都港区赤坂の日本財団(日本財団撮影)
  • 宮城県気仙沼市唐桑町
  • SANKEI_EXPRESS__2013(平成25)年7月7日付EX(23面)

 ボランティアとして被災地を訪れた学生が、いつしか田舎のおばあちゃんやおじいちゃんと同じように、地元の人たちに会いに帰るようになっていった。

 震災後、多くの学生たちが、東北の復興のために頑張った。それは、東北に笑顔にさせたい人がいるからではないだろうか。

 大好きな場所だからこそ、また必ず行きたい場所だからこそ、「帰る」という言葉を使う。学生ボランティアと被災者という関係が、大切な人とのつながりに変わり、これからも続いていくと確信している。(今週のリポーター:フェリス女学院大学 田中葵/SANKEI EXPRESS

 【編集後記】

 ■私が唐桑町に帰る理由

 私が大学に入学する直前の3月に震災が起きた。入学式も中止、授業も短縮、テレビも新聞も、話題は震災のことばかりだった。もう2年、まだ2年、色々な見方がある。私にとってはあっという間の2年だった。

同級生たちも、「何かしたい」と声をあげた

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