ホテルによると、少なくとも2006年4月のメニュー改編以降、7年以上にわたり、メニューに「芝エビ」とされているのに「バナメイエビ」、「車エビ」とされているのに「ブラックタイガー」を使用していた。ホテル側は今年7月、他のホテルで同様の表示問題が発覚したことを受けて行った調査で、エビの表示が事実と異なることを確認したが、公表は行わなかった。
今月(10月)22日に阪急阪神ホテルズ系列のレストランで表示問題が発覚したことを受けて改めて調査したところ、エビ以外にも外部製造したパンを「自家製」としたり、容器入りのストレートジュースを「フレッシュジュース」としていたことも判明した。ホテルは今月(10月)24日、3メニューの問題を消費者庁に報告。「意図的ではなく偽装にはあたらない。従業員のトレーニング不足」と弁明している。
事実と異なるメニュー表示の料理を食べた顧客の返金に応じる方針で、週明けにも専用デスクを設置して対応する方針。対象となる金額や人数は把握できていない、としている。(SANKEI EXPRESS)