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干魃と農地拡大 崩れる生態系 ケニア マラ川 (4/5ページ)

2013.11.11 15:30

  • マラ川、ケニア・マサイマラ国立保護区

 雨期が安定しないために、ヌーが川を渡る時期は年々、予測が困難になっている。牧草の減少は、周辺で家畜を遊牧させるマサイ民族などの地元住民と、ヌーなど野生動物との対立にもつながっているという。

 「気候変動の影響は大きい。温暖化が関係しているのではないか」。ムチェミが憂い顔で語る。

 人間がストレス

 ヌーたちの生態系を脅かすもう一つの大きな要因は人間の活動だ。

 マサイマラ周辺は土地が肥沃で、1970年代から農地化や遊牧民らの定住が進む。繁殖地域も狭まって約20年間で草食獣の生息数が相当な割合で減少、それに伴って肉食獣も減った。

 キソツは「ヌーが移動できる区域も、昔と比べれば大幅に減った」と語り、ため息をついた。

ヌーが川渡りをやめてしまうのはしょっちゅうさ

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