サイトマップ RSS

「暮しの手帖」という貴重な良心 花森安治が貫いた手づくりの編集制作力 松岡正剛 (2/5ページ)

2013.11.25 18:00

SANKEI_EXPRESS__2013(平成25)年11月24日付(13面)

SANKEI_EXPRESS__2013(平成25)年11月24日付(13面)【拡大】

  • 【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)
  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 花森は東大の美術史の出身だった。パピリオ化粧品の宣伝部で広告デザインの仕事をし、手書き文字(レタリング)を得意とした。そんな花森が生活者のための雑誌をつくる気になったのは、戦争にかまけた日本人が悔しくてたまらなかったからだ。なぜ、つまらぬ日本になったのか。「一人ひとりが生活を大切にしていなかったからだ」と判断した。「暮らしが貧しいとなげやりになり、別のことで大儲けしたくなるもんだ」とも言っている。

 ぼくの父は「文芸春秋」を毎月愛読していた。母は「暮しの手帖」をいつもすみずみまで読んでいた。ぼくの編集感覚にルーツがあるとしたら、両親が信用していたこの2つの雑誌を身近に感じていたことにあるだろうと思う。いまでもこれらを見ると懐かしく、かつ愛着が甦る。それにしても「暮しの手帖」の良心は筋金入りだった。いまだにこれに匹敵する雑誌を、日本はもっていない。

「花森安治の仕事」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ