衆院本会議で特定秘密保護法案が与党とみんなの党などの賛成多数で可決。拍手をする安倍晋三(しんぞう)首相(右)ら=2013年11月26日午後、国会・衆院本会議場(宮崎裕士撮影)【拡大】
首相は26日、本会議前に国会内で行われた会合で「法案を通すことで日本版NSCがしっかり機能し、日本の安全はより守られていく」と述べ、法案の意義を強調した。
≪「決める政治」会期内成立へ 維新と協調に自信≫
安倍晋三首相は、特定秘密保護法案で多数の合意形成を目指してきたが、採決では「26日の衆院通過」を優先した。審議時間は45時間超。日程をさらに遅らせると会期延長含みとなり、年末の政治日程に影響しかねない-。首相は「決める政治」への意識が働いた。日本(にっぽん)維新の会は欠席に回ったが、官邸サイドは関係は維持できると自信をみせる。政権への接近を強めるみんなの党とてんびんにかけながら政権運営を行う。
「日程は変えませんから。延長したら参院での審議が緩んじゃいますよ…」
維新の中田宏国対委員長代理(49)と連日、電話で連絡を取り合っていた菅義偉(すが・よしひで)官房長官(64)は、11月25、26両日にわたり中田氏にそう通告した。