衆院本会議で特定秘密保護法案が与党とみんなの党などの賛成多数で可決。拍手をする安倍晋三(しんぞう)首相(右)ら=2013年11月26日午後、国会・衆院本会議場(宮崎裕士撮影)【拡大】
維新は政府・与党に「28日の衆院通過なら採決を認める」とのサインを水面下で送っていたが、首相らが2日間の遅れさえ認めなかったのはなぜか。
26日の衆院通過をずらせば12月6日までの会期の延長は避けられない。しかし政府・与党は、同日の政調全体会議で2014年度予算編成の基本方針原案を審議し、12月12日に2014度税制改正大綱、12月24日に概算要求基準を決定する日程をそれぞれ組んでいる。12月13~15日には、首相が12月の行事で最も重視する東南アジア諸国連合(ASEAN)との特別首脳会議が東京で開かれる。
みんなの党の賛同が得られていたのも大きい。維新は最終的には欠席したが、官邸側は維新とみんなに対し政権への「接近争い」を促すことで、野党を総崩れさせることを学んだ。菅氏-松井一郎維新幹事長(大阪府知事)のパイプも引き続き健在だ。