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まろやかビーフのうまみと濃密ソース 東京・浅草 「シチューの店 フジキッチン」 (2/4ページ)

2013.12.12 14:25

お皿の真ん中には堂々の牛バラ肉。つやつや輝くソースをかけて。名物料理ビーフシチューは著名人の舌もうならせる。

お皿の真ん中には堂々の牛バラ肉。つやつや輝くソースをかけて。名物料理ビーフシチューは著名人の舌もうならせる。【拡大】

  • 東京・浅草「シチューの店_フジキッチン」三代目の上原章さん(左)と、満江さん=2013年12月2日、東京都台東区(津川綾子撮影)

 実直に手間暇をかけて

 つやつやしたデミグラスソース(以下、ソース)をまとって、小学生のげんこつ大の牛肉が3つ、並んだ一皿が運ばれてきた。付け合わせは、マカロニ、ポテト、ニンジン、インゲン。

 肉にナイフを入れる、というより触れるだけで、ほろほろと柔らかい塊がくずれた。たっぷりソースを絡めて口に運ぶと、濃密でまろやかな肉のうまみが広がる。一口、また一口、ソースを絡めては肉を口に運ぶ手が止まらない。大きな3つの肉の塊とソースは、たちまち皿から消えた。量もあって味も濃厚、おまけに本来脂っこいとされる牛バラ肉だというのに、胃にもたれない。記者が訪れる数日前には、食欲がうせてしまった94歳の男性が「ここのシチューなら食べられる」と息子に連れられやってきて、ぺろりと肉を2つ平らげていったという。

 「とにかくビーフの味わいを出したいから、なるべく食材は単純に、余計な野菜や、調味料もほとんど使わないで作っています」と上原さん。では、と厨房をのぞく。

手間と時間をかけることで、一つの寸胴鍋から多層的に肉のうまみを引き出す

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