【KEY BOOK】「緒方洪庵の息子たち」(西岡まさ子著/河出書房新社、2548円、在庫なし)
洪庵と八重には7人の子がいた。そのうちの次男はオランダ、三男はロシア、四男はフランスへ渡り、幕末維新を見ずして帰国。その後、独自の人生をおくった。この著者には『緒方洪庵の妻』もある。ところで昭和を代表する医者の緒方富雄、世界で活躍する緒方貞子も洪庵の血筋なのである。適塾にいた手塚良庵は手塚治虫の曾祖父であった。良庵を主人公とした『陽だまりの樹』全11巻という長編マンガもある。
■まつおか・せいごう 編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。80年代、編集工学を提唱。以降、情報文化と情報技術をつなぐ研究開発プロジェクトをリードする一方、日本文化研究の第一人者として私塾を多数開催。おもな著書に『松岡正剛千夜千冊(全7巻)』ほか多数。「松岡正剛千夜千冊」
【ガイド】
■松岡正剛プロデュース 鉄道芸術祭vol.3「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」を開催中。10月22日~12月25日。大阪・京阪電車なにわ橋駅・アートエリアB1にて。12.22は「エディット・トレイン」で、山本精一氏・春野恵子氏と共演。