プロ野球楽天は12月25日、去就が注目される田中将大(まさひろ)投手(25)の新ポスティングシステムでの米大リーグ移籍を容認すると発表した。球団は2000万ドル(約20億8000万円)を上限に譲渡額を設定し、日本野球機構(NPB)を通じて申請の手続きを取った。大リーグ30球団に通知した翌日から30日間が交渉期間となり、10球団以上が獲得に乗り出すとみられる。
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「また一歩前に進んだ。球団には感謝の気持ちでいっぱい」
仙台市内の球団事務所で立花陽三球団社長(42)との会談を終えた田中は、取り囲んだ報道陣にこう話した。立花社長は「新制度には多くの問題があるが、7年間の貢献度は大きい」と容認の理由を説明した。
今季が7年目だった田中は24勝0敗1セーブ、防御率1.27で、プロ野球史上初めて無敗で最多勝を獲得。チームを創設9年目で初のパ・リーグ優勝と日本一に導いた。田中が自由に海外の球団に移籍できるフリーエージェント(FA)資格を取得するのは順調でも2015年オフとなるため、田中は(12月)17日、球団側に新制度を利用しての大リーグ挑戦を申し入れた。