【KEY BOOK】「AKIRA」1・2(大友克洋著/講談社、1050円、927円)
2019年、東京湾上にネオ東京が建設され、その殷賑は爛熟を極めていた。旧市街は謎の新型爆弾によって壊滅的打撃を受け、いまだ再建途上にあった。政府と軍は翌年に迫る東京オリンピックをめざし急ピッチで「複合的大東京帝国」を建設している。暴走族を率いる金田とメンバーの鉄雄は、「爆心地」付近で白髪少年と遭遇した。軍の研究機関から反政府ゲリラが連れ出したタカシだった。鉄雄はこの遭遇以降、狂暴な性格に変じ、別の暴走族のニューリーダーとなって、金田とは抗争対立状態へ。軍はこの抗争に介入して、鉄雄・金田・ケイらを拉致し、謎のラボで超能力開発研究に参入させた。鉄雄はそこにいた冷凍中のアキラに異様な関心をもった。