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旬とシンプル おいしさに妥協なし 京天神 野口 (2/4ページ)

2014.1.5 10:30

シンプルさがぜいたく…ともいえる一皿「湯葉雲丹餅」

シンプルさがぜいたく…ともいえる一皿「湯葉雲丹餅」【拡大】

  • やわらかい蒸しアワビに熱々の吉野葛あん。香り高いだしが決め手の一皿
  • 香ばしく炭火で焼き上げた寒モロコ
  • 冬の味覚たっぷりの「グジの蕪あん」はほっこり暖まる一品
  • 天神さんにちなみ、梅とウグイスが描かれた漆塗りの椀で椀物を
  • 1月上旬までの旬の味「コッペガニの酢の物」は土佐酢のジュレで
  • 肉豆腐も野口流ならシンプル&リッチ
  • 基本はここカウンターで。野口大介さんとの会話も楽しい=2013年12月18日、京都市上京区
  • 天神さんこと北野天満宮の南に位置する「京天神_野口」=2013年12月18日、京都市上京区

 10時間以上かけ、やわらかく

 順番が前後したが、この日の先付は「蒸しアワビと聖護院ダイコンの吉野葛あんかけ」。真ん中のオレンジ色は、カラスミのあぶりである。10時間以上かけてやわらかくしたアワビに、だしが香る熱々の葛あんがかかってほっとする温かさ。寒い京都だからこその最初の一皿は、その心遣いにもほっこりする。

 焼き物は、旬の「寒モロコの炭火焼き」。京都ではおなじみ、お隣の滋賀県・琵琶湖産の天然モロコをさっと焼いたもので、子を持つこの時期のものは特に珍重されている。

 梅とウグイス、開けると雪景色

 梅とウグイスが描かれた美しい漆塗りが登場した。美しい器もこの店の楽しみの一つで、野口さんは独立前から集めてきたそうだ。梅はもちろん、近くの天神さん(北野天満宮)にちなんだもの。境内には何千本という梅が植えられ、正月も過ぎると、時に雪もちらつく中で早咲きの梅がほころび始める。

 さて、その椀のふたをあけると湯気がふわりと立ち上った。中はというと…まるで雪景色。「グジの蕪あん」である。

絶妙、ぜいたくな肉豆腐

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