上原投手がシーズン中にフォークの種類を使い分けていたといわれていたのは、おそらくこのワイドツーシームのことだろう。巨人時代になかった握りで、渡米後に習得したとみられる。メジャーで成功するには、日本時代からの何かしらの「進化」が必要であり、ワイドツーシームこそが、上原投手が米国で見せた進化だった。(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当 大屋博行/SANKEI EXPRESS)
■おおや・ひろゆき 1965年10月生まれの48歳。大阪府出身。高校中退後に渡米し、アリゾナ州スコッツデール市立コロナド高校で投手としてプレー。コロナド高を卒業後に帰国し、プロ野球阪神で練習生、歯科技工士などを経て98年に米大リーグ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの国際スカウト駐日担当に就任。2000年からアトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当として日本国内の選手発掘に励む。