達成感はとっくに胸にしまい込んだ。
11月26日。帰国から3日後、練習場所としてお借りしている東京都内の施設でトレーニングを再開した。まだボールは触らず、芝のグラウンドを走り、室内でウエートトレーニングを行った。不安を抱える両足などをケアしつつ、エアバイクもこいで気持ちよく汗を流した。
メジャーに1年でも長く
メジャー5年目のシーズン。初めてワールドシリーズ制覇を経験し、胴上げ投手にもなった。シーズン中も続けたこのコラムをシリーズ制覇後に初めて書く。もっと喜びの感情が残っているのではと思うファンもいるかもしれないが、11月2日に本拠地のボストンで行われた優勝パレードで余韻に浸る日々も終わった。今は、日本での取材で聞かれたときに振り返るくらいだ。
来季はまた新たな戦いが始まる。モチベーションもこれまで通りだ。ワールドシリーズを勝つことはもちろん最終的なゴールだが、これまでも優勝だけを目標に投げてきたわけではない。メジャーのマウンドに1年でも長く上がり続けることに対する意識の方が強い。