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甘ダレが放つ照りと芳醇な香り 横浜 「割烹蒲焼わかな」 (2/3ページ)

2014.1.9 14:30

三河のウナギと茨城産コシヒカリを使用し、丹精込めて仕上げた「うな丼」(2625円)=神奈川県横浜市中区(伴龍二撮影)

三河のウナギと茨城産コシヒカリを使用し、丹精込めて仕上げた「うな丼」(2625円)=神奈川県横浜市中区(伴龍二撮影)【拡大】

  • 「お椀は温めてお客さんに出します。お椀の形は特注のもので、タレがご飯に広く染み渡るように、底が広く丸みを帯びています」と語る橋本隆専務=神奈川県横浜市(伴龍二撮影)

 運ばれてきたうな丼からは、湯気が立ち上り、かば焼きから焼きたての芳醇な香りが豊かに漂ってくる。たっぷりと塗られた特製の甘いタレが放つ照りがまた食欲をそそる。口に運んでみると、ウナギはふんわりと軟らかく、すぐに溶けてしまうかのような食感が広がった。それを下から支えるコシヒカリを使ったご飯もタレをしっかりと受け止め熱々だった。

 えんま帳から推計

 橋本専務が店の特徴に挙げたのは「作り置きしないウナギを炊きたてのご飯とともに提供する」というものだった。「私たちはウナギを裂き始めてからちょうど30分後にご飯を炊き始めます。ご飯が炊けるまでの時間と、ウナギに串を刺し、焼き、出来上がるまでの時間はいずれも30分。それぞれの出来上がりが一緒になり、ほかほかの状態でお客さんに出せるのです」

 とはいうものの、実際には、お客さんがテーブルについてから15分もすれば、出来たてのかば焼きが提供される。これはなぜだろう。橋本専務は「うちの職人たちはテーブルに出す40分前からすでに仕込みをスタートしているんですよ」と教えてくれた。

伝統の味を維持するために 毎日、うな丼を食べることを欠かさない

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