李被告らは地下革命組織RO(Revolutionary Organization)の戦士。朝鮮半島有事にあたり、韓国軍の弾薬庫を急襲し武器を奪い、政府機関を占拠するなど、具体的作戦の立案が判明し、13年9月に逮捕された。5月に「革命が近付いている。通信・石油備蓄の施設や鉄道を襲う準備をせよ」と、130人ものROメンバーに檄(げき)を飛ばした容疑が逮捕に結び付いた。
麗水・順天事件の教訓
日本の国会にも、代々木=共産党系はじめ、非合法の反代々木=新左翼系の国会議員は在籍する。だが、韓国の場合、議員の1割=30人ほどが国家保安(スパイ防止)法容疑で逮捕されても転向せず、堂々と政治活動を繰り広げる。ROには李被告以外に国会議員2人が所属してもいる。
朝鮮戦争(1950~53年)は終戦ではなく休戦中に過ぎぬのに、従北勢力を野放しにする緊張感を欠いた大多数の韓国国民の怠慢は目に余る。それは、憲法改正や集団的自衛権の解釈変更、特定秘密保護法成立に反対する国民を抱える日本の、将来の無残な姿かもしれない。