青山限定のテディベア。耳の白タグは限定品の証しだ。右は「テディベア_青山」(3万3000円)、手前は「キーリング_テディベア青山」(2万2000円)。イエロータグは「クラシックテディベア_1909ブロンド_25cm」(2万3000円)【拡大】
そんなある日、雑誌で象のイラストを偶然目にしたマルガレーテは、おいやめいたちのクリスマスプレゼントに象をモチーフにしたおもちゃをプレゼントすることを思いつく。フェルトを素材に、中身には最上の羊毛を詰め込んだ象のおもちゃを8体作ったところ、子供たちに喜ばれたほか、針刺しとして贈られた大人の女性たちにも好評を博したとか。ぬいぐるみ作りのきっかけとなったこの1880年がシュタイフ社の創業の年とされている。
サイズ、表情、肌触り
では、テディベアはどのように誕生したのだろう。1897年から事業を手伝ってきたおいのリチャードがマルガレーテに「本物のようなクマのぬいぐるみ」の製作を提案し、完成させたのが世界初のテディベアで「55PB」だという。「ペットと家族の中間に位置する存在のおもちゃ」をコンセプトに据え、子供が抱きやすいサイズ、怖すぎない表情、心地よい肌触りとなるように心を配った。首と手足が動く「55PB」は見本市で米国人バイヤーの目にとまり、改良を重ねて量産態勢に入ったそうだ。