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春を思い、冬を忘れず (3/4ページ)

2014.2.17 15:45

晴れたかと思うと低く黒い雲が垂れ込め、雲間に沈む夕日が冬のサーファーを照らす=2014年1月26日、神奈川県鎌倉市・材黙座海岸(渡辺照明撮影)

晴れたかと思うと低く黒い雲が垂れ込め、雲間に沈む夕日が冬のサーファーを照らす=2014年1月26日、神奈川県鎌倉市・材黙座海岸(渡辺照明撮影)【拡大】

  • 小雪がちらつく早朝の海で、丹精して育てたワカメを収穫する上ノ山光男さん=2014年2月11日、神奈川県鎌倉市・材木座沖(渡辺照明撮影)
  • 雪の残る砂浜で、春を呼ぶかのようなワカメの緑が映える=2014年2月11日、神奈川県鎌倉市・材木座海岸(渡辺照明撮影)
  • 雪の舞う中を走る江ノ電300系。午後には運転見合わせとなった=2014年2月8日、神奈川県鎌倉市長谷(渡辺照明撮影)
  • 露座の鎌倉大仏にも雪が積もる=2014年2月8日、神奈川県鎌倉市長谷の高徳院(渡辺照明撮影)
  • 神奈川県鎌倉市

 ぐらぐらと揺れる船の上で、不安定な姿勢のまま船を操り、ワカメをたぐる。少しずつ明るくなっていく夜明けの海で、波のしぶきをかぶりながら、兄弟は黙々と作業を続けた。

 鎌倉のワカメ漁は2月1日から3月半ばまで続く。毎日、沖に出て生育環境を整えながら大切に育ててきたワカメがようやく収穫の時を迎えたのだ。

 砂浜では光男さんの奥さんの環さんが朝早くから、ドラム缶を横にして作った大釜に水を張り、かまどに薪をくべてお湯を沸かす。冷却用の3つの水槽にも井戸水を満たす。

 「みんなでわいわい言いながら作業をするのが楽しくて」と近隣の人たちが手伝いにやって来る。平日で4、5人。11日は建国記念の日で仕事が休みの人も含め10人以上も集まった。

 漁船から降ろされたワカメを大釜でさっとゆで、茶色かったワカメがたちまち鮮やかな早緑色に変わる。一気に春を迎えるような色彩の変化は、確かに見ているだけで楽しい。

かりかりに黒い干しワカメ

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