ソチ冬季五輪第11日の2月17日、ノルディックスキー・ジャンプ男子団体に清水礼留飛(れるひ、20)=雪印メグミルク、竹内択(たく、26)=北野建設、伊東大貴(だいき、28)=雪印メグミルク、葛西紀明(41)=土屋ホーム=で臨んだ日本は銅メダルを獲得し、優勝した1998年長野五輪以来16年ぶりとなる団体のメダルに輝いた。ドイツが3大会ぶりに制した。今大会の日本のメダルは6個目。日本は1回目で3位につけ、2回目も安定した飛躍で3位に入った。
始まりは長野
最後に飛び終わった葛西が次々とチームメートと抱き合う。2チームを残してトップに躍り出た。メダル確定、そして銅メダル。フラワーセレモニーを終えた葛西の目には涙が溢れた。
ソチ五輪の「日の丸飛行隊」は、あの日がスタートだったのかもしれない。長野五輪ジャンプ団体戦。日本の金メダルに列島が沸いた1998年2月17日だ。