宮城県石巻市の市立大川小学校=2011年3月11日現在【拡大】
Q どのように対策を進めますか
A 報告書は津波の浸水想定区域や浸水高、到達時間を調べ、敷地の標高や海岸、河川からの距離などを正確に把握するよう呼び掛けています。近くに高台や高い建物があるかどうかを確認し、避難の方針を決めます。
Q 避難場所を決める場合の留意点は
A 漂流した車のガソリンなどに引火して火災が発生したり、津波の高さが想定を上回ったりする事態も考えられます。報告書は、建物の屋上より、高台の方が安全と指摘しました。近くに高台がない場合は、屋上への避難階段を設け、地域の住民も使えるように工夫すべきです。高台や屋上には、水や食料、毛布などを備蓄しておくことも大切です。
Q 近くに避難場所が見つからないこともあります
A 文科省は、そうした場合は校舎を建て替えて高層化したり、安全な高台に移転したりするよう地方自治体に促します。2014年度に学校施設整備指針を改定し、こうした考えを盛り込み、財政支援も検討します。南海トラフ巨大地震で被害が想定される地域を中心に、高台移転などが必要な学校数などの実態を調査する予定です。