≪次々に切りつけ閉鎖空間パニック≫
「人が切りかかっているぞ」。誰かの叫び声の直後に乗車券売り場に乱入してきた犯行グループは、逃げ惑う人や、しゃがみ込む人に次々とナイフを振り回して切りつけた。中国雲南省昆明市の昆明駅で起きた無差別殺傷事件。犯人らは逃げ場のない閉鎖空間でパニック状態に陥った市民を年齢や性別にかかわらず容赦なく襲い続け、倒れた人々の周りの床には血だまりが広がった。
「誰でもいいという感じ」
「犯人らは殺せるなら誰でもいいという感じだった。本当に怖かった」。乗車券売り場で友人とともに頭部を切られた雲南省麗江の女子大学生(23)は入院先で弱々しく語った。恐怖でしゃがんでいたところを後ろから切りつけられたが、命に別条はないという。
目撃者らによると、犯行グループは駅前までマイクロバス型の車両で来ると、約10人が2グループに分かれた。全身黒ずくめの服装で、頭から黒い布をかぶっていたといい、2人ほど女がいたとの証言もある。